地下鉄の駅の入り口辺りで「東京に行きたいのですが」と声をかけられた。
年輩の男性だったけれど、最初はそれほど不思議に思わなかったのだが話している内に、どうもこれはおかしいと感じた。
そもそも、ここ東京じゃないし。
「どちらでしょう」と丁寧な口調で聞かれて「あっちですが、歩いては行ける距離じゃないです」と言っても、きょとん。
「地下に駅があります」と言っても、きょとん。
これはどうしようと焦ったが、幸いにも駅前なので交番があり、ちゃんと警察官がいるのが見えた。
「交番で聞かれるのがいいと思いますよ」と言ったら素直に「そうですか」と着いて来てくれたので、交番の中に入って貰って、そのまま駅へ降りた。
事情説明をした方がよかっただろうか。
でも少しでも話せばわかる事だろう。
もしくは話がちゃんと通じるかもしれないが、だとしたらそれはそれでめでたい事だし。
時々迷い大人が防災放送で知らされるけれど、これからは増えるんだろうな。
スポンサーサイト